正しくは、坐禅と書き、”仏教で姿勢を正して坐った状態で精神統一を行う、禅の基本的な修行法”といわれています。宗派によってその目的や解釈は異なりますが、実際に坐禅を体感した多くの人が「心が落ち着きました」と言います。坐禅(座禅)はシンプルです。
住職が初心者の方に坐禅法を伝える際に、特に強調するのが姿勢と呼吸です。禅語に「調身・調息・調心」という言葉があます。これは「正しい姿勢を保ち、正しい呼吸法で坐禅(座禅)を組めるようになれば、心身ともに整う」という意味です。情報の多い現代、思考を整理することは大切なことではないでしょうか。
旧5千円札の肖像画で有名な新渡戸稲造氏は、外国人向けに書いた著書 「武士道」で次のように記しています。”ある一流の剣術の師匠(柳麟偶蹄歌謡棚)は、剣の極意を離五倍した弟子(徳川家光)に「私が教えのはここまで。これより先は禅の教えに譲らねばならない」と告げた。※”当時の侍にとって坐禅は、限られた上位の武士のみ行える大切な修養体験であったようです。
(※現代語訳 武士道 P26より)
(1)日本文化体験として
海外からのお客さまを迎えたとき、おもてなしの一つとして日本文化を体験してもらいたいという企業のご利用も増えています。臨済宗円覚寺派の大本山である円覚寺内、一般の参拝者は入ることのできない帰源院にて、住職自らが座禅をレクチャーします。歴史ある建築物、豊かな自然。ここだけで体験できる特別な時間は、お客さまの記憶に深く残ることでしょう。
(2)企業研究のひとつとして
いにしえより人間の生き方に寄り添ってきた仏教には、自己管理につながる多くの方法論があるのをご存じでしょうか。ここでは禅の考え方をもとに、ビジネススキルとして役立つ「集中力」「感情のコントロール」「チームビルディング」を身につける企業研修をご提案しています。
■ 集中力の向上
ビジネスにおいては短時間で効率的に成果をあげるには、周囲の環境に振り回されず、自分自身に集中する力が必要不可欠。座禅を通じてただひたすらに集中するという体験は、日々の時間の無駄を振り返り、集中の技術を身につける機会となるでしょう。
■ 感情のコントロール
ビジネスマン、特に経営層は、困難な状況にあっても、常に冷静に最善の判断と行動が求められます。精神的に安定していることは、従業員や取引先の信頼を得るためにも欠かせません。ここでは十牛図というエピソードと、墨で円相を描くというプログラムを通じて、マネジメントに欠かせない強い心の身につけ方を学びます。
■ チームビルディング
職場という限られた空間の中では、人間関係もアイデアも硬直化してくるもの。古都鎌倉に場所を移し、非日常的な体験を共有することによって、チームに相互理解と一体感が生まれてくることでしょう。
<プログラム>
・資料配布とイベントについて解説
・坐禅(座禅)アートの円相を筆で描く(before)
・住職より坐禅(座禅)と円相についてのお話
・坐禅(座禅)体験
・坐禅(座禅)アートの円相をユネスコ無形文化遺産石州半紙の上に描く(after)
・イベント終了
時間は、開始から終了まで約2時間~2時間半を予定しております。
ご利用の目的に応じてカスタマイズ可能ですので、まずはご相談ください。
Consectetur adipiscing elit. Inscite autem medicinae et gubernationis ultimum cum ultimo sapientiae comparatur.
Mihi quidem Antiochum, quem audis, satis belle videris attendere. Hanc igitur quoque transfer in animum dirigentes.
Tamen a proposito, inquam, aberramus. Non igitur potestis voluptate omnia dirigentes aut tueri aut retinere virtutem.